バンクーバー・ダウンタウンで五輪直前「決起集会」-カナダ国歌の大合唱も

ロブソン・スクエアで行われた「五輪直前決起集会」には、多くの市民が集まった。

ロブソン・スクエアで行われた「五輪直前決起集会」には、多くの市民が集まった。

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 冬季五輪開幕まで1週間と迫った2月5日、ロブソン・スクエアのGEプラザ(800 Robson St., Vancouver)で、バンクーバーの観光・サービス・小売業に携わる人たちを中心とした「決起集会」が行われた。

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 開催時間がランチタイムと重なったため、会場には多くのビジネスマンや学生、観光客らが集まった。バンクーバー観光局のRick Antonson社長兼最高経営責任者が、「いよいよあと7日になりました」と高らかにアナウンスすると、会場内は大きな歓声と拍手に包まれた。ステージ上からGregor Robertsonバンクーバー市長が「皆さん、オリンピック開催に向けて準備万端ですか。1日でエネルギーを使い果たさないようにくれぐれも気を付けて。オリンピックは17日間続きますよ」と笑いを誘った。

 VANOCのJohn Furlong最高経営責任者は、北京オリンピックでの自身の体験談を披露し、「選手たちの活躍はもちろんだが、オリンピック成功の鍵を握るのは皆さん。常に笑顔を忘れずに、私たちの愛するバンクーバーに世界中の人を迎え入れましょう。バンクーバーを開催地に選んでよかったと言ってもらえるように」と、熱のこもったメッセージを届けた。

 途中、集まった来場者をカメラでステージ上のスクリーンに映し出し、Rickさんの合図でカメラが止まったところの人に閉会式のチケット2枚をプレゼントするというサプライズ演出も。当選者は、地元でケータリング会社のコーディネーターをしているNeely Dhanoaさん。「こんなことは生まれて初めて。フィアンセと一緒に行こうと思う。最高のオリンピックの思い出になるわ」と、チケットを握りしめる手の震えが止まらなかった。

 最後に、バンクーバーのプロアイスホッケーチーム「カナックス」ファンなら誰もが知っている、国歌斉唱でおなじみのオペラ歌手Mark Donnellyさんが登場。会場全体が一つになって、カナダ国歌の大合唱を行い幕を閉じた。

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