The Centre in Vancouver for Performing Arts(777 Homer Street, Vancouver)で11月5日・6日、モスクワバレエ団の「白鳥の湖」が上演される。公演には、バンクーバーのバレリーナらも出演する。日本でも「くるみ割り人形」に並ぶ人気の公演。
上演される作品は、演出家兼振付師のアナトーリ・エメリアノフさんが北米の観客向けに特別に創作したもので、これまでの伝統的なレヴ・イワノフさんとマリウス・ペティパさんによる演出をもとに、生き生きと躍動感にあふれる感情表現の豊かな作品になっている。
エメリアノフさんは、革新的な演出スタイルで国際的に認められており、その才能をボリショイ劇場のミカイル・ラヴロスキィさんは「彼の芸術に対する近代的視点と現代的考察力には優れたものがある。彼のバレエは、伝統に基づいていると同時に独断的な要素にもあふれた新しいもの」と称賛する。
同バレエ団のソリストたちは、国際的なバレエコンペでも数々の受賞歴があり、美しい正統派のスタイルと優れた演出テクニックが高い評価を受けている。
公演は、バンクーバー有数のバレエアカデミーGoh Ballet Academyの30周年記念も兼ねており、9月のオーディションに合格した地元のバレリーナたちも出演。公演の収益金は、Calgary’s Recovery Acres Society(カルガリー・アルコール・薬物依存症回復センター)に寄付される。
The Centre in Vancouver for Performing ArtsGoh Ballet Academy