バンクーバーのメディアセンター(BC International Media Centre)で2月24日、米フィギュアスケーターのジョニーウィアー選手が先日行われたフィギュアスケート競技時の同選手の衣装について、外国メディアのジェンダーに関する心無い発言を踏まえて記者会見を行った。
同選手は首にファーを巻き、ジーンズ姿にブーツというスタイルで会見場に現われると、「今日は男性であることを証明しようと思って、少しだけひげを生やしてきた」と笑顔で場を和ませ、「質問の続く限り最後までちゃんと答えたい」と多くの報道関係者らの質問に冗談を交えながらも真剣に答えた。
「(ジェンダーについて)言論は自由なものだし、いろいろ言う人はいるが彼らにも意見がある。本当のことでないことを言われることもあるが、そんなことは大したことではない。ただ、同じような問題を次世代の子どもたちに抱えてほしくないだけ」と説明した。「わたしはパフォーマンスや外見から人を判断したことはないし、親から他人の目を気にせず自分らしく生きるよう育てられてきた」とも。
インタビュー終了後も、各メディアの記者に一対一で質問に答え、時間を割いて笑顔で質問に答え続けた。「個性的な人たちが受け入れられるのには時間がかかると思う。大事なことは自分らしくあること。あなたにもあなたらしくいてほしい」。