バンクーバーの映画館Vancity Theatre(1181 Seymour St,Vancouver TEL604-683-3456)で4月17日・18日、監督や主演俳優、脚本など女性がメーンの映画祭「Women In Film Festival 2010」が行われる。主催はWomen In Film & Television Vancouver (WIFTV)で、開催は5回目。
同祭では監督や脚本、プロデューサー、編集など映像製作に携わる人物が女性で、内容が女性のキャラクターを生かしたストーリーなど「女性」が軸となる約35本の短編映画などを上映する。今年3月に開かれたアカデミー賞で女性初の監督賞を受賞したキャスリン・ビグローさんの活躍を祝い、映画やテレビ業界での女性の活躍や理解をうながし、カナダの映画産業で女性の技術の向上と発展を目的とする。
作品ラインアップは、カナダをはじめ、アメリカ、サウジアラビアなど世界各地から集められた作品や、新進気鋭の女性監督11人の作品、戦争や紛争など男性目線でとらえられることの多い映画を女性の視点からクローズアップした作品などをカテゴリー別に上映する。
同団体メンバーのKay Leungさんは「映画を製作する女性の活躍を集約した映画祭はあまりない。スクリーンを通して多くの人に見てもらうことは、映画制作に関わる女性をサポートする上で大事なこと」と話す。
上映時間は17日=10時~23時、18日=10時~16時。入場料金は1カテゴリーにつき、一般=12カナダドル(メンバー10カナダドル)、オープニングナイトチケットは、一般=30カナダドル(メンバー25カナダドル)。ウェブサイトや同館のボックスオフィスで販売する。