ノースバンクーバーのキャピラノブリッジ近くに12月28日、地元産のサーモンを使った料理中心の日本食レストラン「寿司森（SushiMori）」（4740 Capilano Road, North Vancouver、TEL 604-929-3444）がオープンする。サーモンのスペシャルメニューを常時6～8種類取りそろえる予定で、日本人ならではの「温かい、心のこもった」サービスを提供する。

　店内は、約70個のライトを暗めに設定した落ち着いた雰囲気。壁にはバンクーバー在住の日本画家、Etsu Inoueさんが手がけた約1×2メートルのサーモンの水彩画をあしらった。大理石製のカウンターテーブル5席のほかテーブル席など全26席を設ける。店舗面積は約1,100平方フィート。

　バンクーバーという土地柄、主力メニューはサーモン料理。地場産のサーモンと日本から取り寄せたみそを使う「石狩鍋」（11.95カナダドル）を用意するほか、白ワインベースのソースにディルなどの香草を加えマリネ風にした洋風の「サーモン漬け親子丼」（8.95カナダドル）を提供する予定。メニューはこのほか1品料理やうどんなどのめん類、「小さな温泉旅館の夕食」をイメージした、さけの塩焼きと親子丼、みそ汁に小鉢5品を付けた御前（14.95カナダドル）など約100種類をそろえる。想定客単価は、ランチタイム＝7～8カナダドル、ディナータイム＝10カナダドル。

　オーナーシェフの下重恒拳さんは「日本食の基本にのっとって料理し、食べてもらう人のことを考え、心を込めて料理を提供したい。友だちの家に遊びに来る感覚で気軽に立ち寄って」と話している。

営業時間は11時30分～22時。

SushiMori