バンクーバー・ダウンタウンの目抜き通りRobson Streetに8月9日から突如登場したポップアップ公園「PICNURBIA」(800 Robson Street, Vancouver)が、市民や観光客の人気を集めている。
バンクーバー市が今夏行っている歩行者天国プロジェクト「VIVA Vancouver」の一環として企画された同公園は、地元のデザイン会社「Loose Affiliatesが設計を担当した。幅約3.6メートル×長さ約30メートルのスペースは、鮮やかなオレンジ色の人工芝で覆われた波打つようなデザインで、ベンチやビーチパラソルも設置する。
「夏の晴れた日にビーチまで出掛けなくても、ダウンタウンにいながらリラックスしたりピクニックができる」(同市広報担当者)。ツイッター上では、「このくつろぎスペースは何?」「思わず横になりたくなる」など写真付きのつぶやきが飛び交っている。観光で同市を訪れたMichelleさんは「買い物で歩き回ったので、足を伸ばしてゆっくりできるのがありがたい」とリラックスする。
同プロジェクトでは、この他にもスカイトレインのCollingwood-Joyce駅前に臨時広場を作ったり(8月24日~9月3日)、Cambie Village内に土曜日限定で屋外アートスペースを設けたりする(8月27日まで)など、公共スペースを利用した街の活性化を図る。
ポップアップ公園は9月5日まで。