6月21日からオリンピック・オーバル(6111 Ricer Road, Richmond)で開催されていた「車いすラグビー・カナダカップ2012」で6月23日、日本チームが3位決定戦に出場、延長戦の末63対59でオーストラリアに破れ惜しくもメダル獲得を逃した。
前日には、2006年以来日本戦で連勝を続けるアメリカを下す大金星をあげた日本代表。その後の準決勝ではカナダに敗れたものの、メダル獲得の期待がかかった試合会場には多くの地元日本人が駆け付け熱心に応援する姿が見られた。
試合は池崎選手のスピードのあるプレーと巧みなパスの連携で、第4ピリオドまで終始日本代表が数点リード。そのまま逃げ切るかに思えたが、第4ピリオド後半からオーストラリア代表が粘りを発揮。ラスト3分を切ったあたりから激しく追い上げ同点に。延長戦にもつれ込んだ末4点差でオーストラリア代表が勝利した。
試合後、岩渕ヘッドコーチは「昨日の反省と同じになるが、やはり最初の1番のライン以外の強化の重要性を感じた。前回の大会から伸びている実感はあり、まだ伸びしろがあるチームなので7月、8月と強化してロンドンに備えたい」と話した。
決勝はアメリカ対カナダで行われ、アメリカが56対53で優勝した。大会MVP はアメリカのCohn選手が受賞。池崎選手はオールスター選手の一人に選ばれた。