ダウンタウン、韓国料理店が多く立ち並ぶロブソンストリート、ウエストエンドエリアに11月28日、韓国フュージョンレストラン「Chui(チー)」(1660 Robson St. TEL 604-558-4989)がオープンした。
韓国料理店の激戦区ともいわれる同エリア。伝統的な韓国料理を提供する店が多いが、同店ではメニューの40%は欧米テイスト、20%は日本食を取り入れた、オリジナル韓国フュージョン料理を提供する。
店名の「Chui」は韓国語で「酔っ払う」という意味だが、家族、恋人、友だち同士で楽しむという意味もあるという。「誰にでもウエルカムな場所」として名付けた。
オーナーのRyo Kangさんは韓国で8店舗のレストランを経営し、同店は自身のカナダ初の店舗。「韓国の店から経験豊富なシェフを当店の開店のために連れてきた」。店舗面積は1200スクエアフィートで約50席。Kangさんはもともと、建築・施工共に請け負うインテリアデザイナーということもあり、内装には約8カ月もの期間を費やすなど特に力を注ぎ、「壁はコンクリートに木をバランスよくミックスさせ、温かさとクールさが共存する空間」を作り上げた。
メニューはタパス、チヂミ(お好み焼き)、麺類、鍋、ご飯物など約60種。チヂミやお好み焼きに使う小麦粉の半分には豆腐を代用したり、揚げ物は衣を軽くしたりするなど、ヘルシーなレシピにこだわる。トッポギにミートローフを巻いた「Mini Meat Loaf」(18.95カナダドル)、ブルコギお好み焼き(12.95カナダドル)のほか、「Spicy Seafood JJambbong鍋」(18.95カナダドル)などの鍋類も「日本人の好みに合いおすすめで、辛さの調節も注文できる」(同)。
ドリンクはビール、ワイン(グラス=4.50カナダドル~、ボトル=22ドル~)などのほか、ラングレーの醸造所から直接仕入れるマッコリ(中500ミリリットル=12.50カナダドル、大1.2リットル=19.50カナダドル)も用意する。
「フードとインテリアは飲食店にとって重要だが、それよりもサービスが一番大切だと考えている。フレンドリーで常にお客さまに気配りができるサーバーたちがお待ちしているので、食べ物だけでなく、サービスも楽しんでいただけたら」(同)とも。
営業時間は17時~24時。近々、ランチタイムもオープンする予定。