FIFA女子ワールドカップ開催中のバンクーバーのBCプレーススタジアムで6月12日、なでしこジャパンが2戦目をカメルーンと対戦。2-1で勝利を収め決勝トーナメントへの進出を決めた。
先日のスイス戦で負傷した安藤選手に代わり鮫島、川澄両選手を先発に期用しての同日の試合。一戦目と変わり黄色地にピンクの文字の色鮮やかなユニフォームで臨んだ。序盤から積極的に攻め試合開始後6分で鮫島選手が先制ゴール。その後17分でワールドカップ初先発となる菅沢選手がヘディングシュートを決め2点目をあげ早い展開のゲームに会場が沸き返った。
しかし後半はなでしこ側に積極性が見られずカメルーン代表選手の攻めが多く続く展開に。日本らしいディフェンスの強さで逃げ切るかと思われた90分にはヌシュット選手が得点、その後4分のロスタイムも相手側の攻めをかわし続け2-1で勝利した。
試合後、佐々木監督は「ハラハラドキドキだったが結果オーライで勝て、良かった」と苦笑し「世界ランキングの差はあっても楽な試合はない」と後半押され気味だった試合を振り返った。W杯初めてのゴールをあげた菅沢選手は「夢の舞台で得点を取りたいとずっと思っていたのでうれしかった」と喜びを話した。
プレーヤー・オブ・ザ・マッチは一戦目に続いて宮間選手が受賞した。なでしこジャパンは16日、グループ首位を目指しウィニペグでエクアドルと戦う。