バンクーバーで10月18日、ハロウィーンパレードが行われ、仮装した2000人以上がダウンタウンを練り歩き沿道は多くの家族連れでにぎわった。主催はNPO団体「Vancouver International Halloween Festival Society」で、今年で2回目。

　15日～18日の4日間、Tom Lee Music Hall（929 Granville St., Vancouver）とPNE Forum（2901 East Hastings Street, Vancouver）で開催されていた「Vancouver Halloween Parade and Expo」の目玉イベントとして企画されたもので、「血なまぐさい恐ろしいハロウィーン」ではなく、「小さな子どもから大人まで一緒に楽しめるハロウィーン」を目指す。カナダで唯一、個人のコスプレーヤーも参加できるパレードで、ダンスアカデミーやビジネス団体などから30グループ近くが参加した。

　当日は小雨のぱらつく中、アニメや映画のキャラクターに扮（ふん）したり、ゾンビ風のメークやドレスに身を包んだ参加者たちが、ハロウィーンをイメージした音楽に乗ってダンスを披露するなどしながら、思い思いにデコレーションを施した車やフロートと一緒にゆっくりとパレードルートを進んだ。

　イベントディレクターのRaymond Heさんは「それぞれのコスプレーヤーやダンサーたちが、ぎりぎりまでコスチュームなどに工夫を凝らして参加してくれるので、当日までどんなパレードになるか予想がつかなかった。自分たちも沿道の皆さんと同じように驚かされている」と、イベントの成功を喜んでいた。