カナダの大手ホームセンターチェーン「カナディアンタイヤ(Canadian Tire Cooperation)」が6月30日から3日間、カナダ建国150周年を記念した限定仕様の「カナディアンタイヤ・マネー10セント紙幣」を配布する。
同店内で買い物した際に金額に応じて渡される「カナディアンタイヤ・マネー」は同社が実施する来店客へのロイヤルティープログラムで、同店舗内のみで使用できる通貨。1958年の開始以来1ビリオンカナディアンタイヤドルを超える額が配布されており、カナダの家庭内でも深く浸透している。2014年からはデジタル通貨化が進んでいるが、いまだに紙幣も流通している。
同社広報は「カナディアンタイヤ・マネーはカナダの第2の通貨と考えられるほど親しまれており、オックスフォード辞典にも記載がある」とその浸透ぶりに自信を見せ、「建国150周年を顧客にとっても意味のある形で祝えれば」と今回の紙幣発行の意義を話す。
今回の建国150周年記念デザイン紙幣は200万枚のみ発行。カナダ紙幣と同じCanadian Bank Note Companyが印刷。本物の紙幣のように透かしがあり金箔(きんぱく)も使われている。配布は各店舗で7月2日まで。