バンクーバーの「Chinese Cultural Centre」(50 East Pender St. Vancouver)で9月24日・25日に開かれた「バンクーバー・キッズファッションウイーク」に、日本のレオタードブランド「WILD SWAN」が登場した。
「WILD SWAN」はデザイナーの石川千弥さんが昨年立ち上げたばかりの新しいブランド。ピンクや黒などのシンプルなデザインが一般的なレオタードで花柄やブルー、ラベンダー色などを展開する。バレエと新体操の経験がある石川さんは「レッスン着には無地のものが多く、子どもの頃からかわいいものがあれば良いのにとずっと思っていた」とブランド設立のいきさつを話す。
ショーでは中学生くらいまでのウエアを16点用意。キャミソール型や袖付きのレオタード、半袖Tシャツとショートパンツのセットなどを披露した。ウエアは全て日本国内で発注製造しており、デザインだけではなく、「肌ざわりが良く肩ひもで肌がこすれたりしないように」動きやすさ、着心地の良さにもこだわりを見せる。石川さんは「レッスン着は着用する時間が長いので、かわいくて着心地が良いと(厳しいレッスンも)楽しくなる」と話し、初めてのショーについて「着用している子どもたちの姿がとてもかわいかった」と笑顔を見せた。
「バンクーバー・ファッションウイーク」の子ども服部門として開催された「キッズ・ファッションウイーク」は今回で3回目。オーディションを経て選ばれた地元の子どもたちがランウエーに登場し会場を沸かせた。