バンクーバーのスタンレーパークにある「マルキンボウル劇場(Malkin Bowl)」(610 Pipeline Rd. Vancouver)で7月4日から毎夏恒例のミュージカル「シアター・アンダー・ザ・スターズ」が始まった。
海と緑に囲まれた劇場で75年以上も市民に親しまれている同シアター。昨年は4万人以上が来場した。今年のテーマは「ドリーム・カム・トゥルー(夢はかなう)」で、「ロジャース&ハマースタイン シンデレラ」と「42 ndストリート」の2演目を8月下旬まで日替わりで上演する。
「シンデレラ」には現地高校を卒業したばかりの日本人俳優、芳賀麻里菜さんも出演。現地の俳優に交じりアンサンブルの一員を務める。ミュージカル俳優を目指してカナダの高校へ留学したという芳賀さんは「英語はネーティブではないが大きなオーディションに受かり大変うれしかった」と夢の1つをかなえた喜びを話す。
「シンデレラと言えばディズニーの映画を思い浮かべる人も多いと思うが、今回のミュージカルはコメディータッチな部分があり、多様性に富んだ出演陣がバンクーバーらしいとも言える作品。多くの人に楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
20時開演(7月28日、8月1日・4日は19時開演)。料金は30カナダドル~49カナダドル。チケットはウェブサイトで販売する。8月18日まで。