バンクーバー水族館(845Avison Way, Vancouver)で6月10日、ベルーガ(シロイルカ)の赤ちゃん(メス)が誕生した。母親は、カナダ初の水族館生まれのベルーガ「Qila(キーラ)」で12歳。初めての出産となる。
10日13時11分に胎児の尾びれが出始め、16時28分に体長1.5メートル、体重50キログラムの灰色をした赤ちゃんが無事生まれると、見守っていたスタッフの間から拍手と歓声が上がった。
担当獣医師Martin Haulenaさんは「キーラは私たち水族館スタッフにとって特別な存在なので、今回の赤ちゃん誕生のニュースはとてもエキサイティングなこと。産後の経過は今のところ順調で、母子ともに健康。今後、越えなければいけないいくつかの大事な関門があるので、しっかりと観察していかなければいけない。母親になったキーラが初めてにしてはとてもよくやっている」と話す。
出産に先立ち、6月5日からほかの2頭のベルーガ(ImaqとKavna)は別のプールに移されており、親子の様子を見て同じプールに戻す予定。24時間体制でスタッフが観察を続ける。
誕生の様子を収めた動画は、動画投稿サイト「Youtube」で公開中。