バンクーバーのイエールタウン（1056 Mainland Street）とキツラノエリア（3472 West 10th th Avenue）に路面店があるバス＆ボディーケアショップ「Open Sundaes（オープン・サンデーズ）」が、パリを拠点とする大手物産会社、Compagnie Whistlerと契約を結びフランス、スイス、ベルギーなどヨーロッパ各地での販売を今年3月から始めた。

　同社は、2005年にキツラノ店、2006年にイエールタウン店をオープンして以来、総売上高ベースで2006年＝206,994カナダドル、2007年＝788,975カナダドルと急成長を遂げている。

　50年代アメリカのレトロでアニメっぽい、キャンディーショップをイメージしたイエールタウン店内は400平方フィート。販売されているバスグッズもカップケーキ型のバブルバス（泡の入浴剤）やバスオイルなどお菓子に見立てたデザインがユニークなだけでなく綿菓子やケーキ、チョコレートなどの甘いにおいも立ちこめる。オープンサンデーのMashiah Vaughn社長は「フィアンセがお菓子の甘い匂いが好きなことからお菓子やデザートのようなバスグッズのアイデアが生まれた」と話す。バス用品のほかスキンケア、シャワージェル、リップグロス、キャンドル、ヘアーパウダーなども取り扱う。「特にバニラのにおいのするボディークリーム『Vanilla Sundae Body Frosting』（5.95ドル）やオイリーな髪もふりかけてなじませるとリフレッシュする『Hair Powder』（12.95ドル）は人気商品」（セールス・マーケティング・ディレクターのAmoura Roseさん）だという。

　Mashiah社長は、20代のころからモデルや女優業で活躍、同社サイトのモデルも努める。仕事柄ホテルに滞在する事が多く、「疲れを癒すためのバスグッズがもっと充実していれば」と思い、「自分を癒す、もてなすため」「高価でなくてもぜいたくな気分に」をコンセプトに同社を設立した。3人の子どもの母親でもあるMashiahさんは忙しい毎日の中、「忙しい女性にはゆっくりとした時間、休息をとることがとても重要。リラックスしてほしい」とも。

　商品はすべて、アボカドバター、シアバター、オリーブオイル、グレープシードオイルなど自然の成分を使用、アルバータ州カルガリー市の工場で1つずつ手作りされており、「敏感肌の人も安心して使用できる」（Amouraさん）。「小さくてかわいくてカラフルなデザインの当社のバスグッズはきっと日本の人にも気に入ってもらえると思う。ぜひ試してみて。でも食べないでね」（Mashiah社長）。

　現在、同社の商品は2つの路面店以外にカナダの30のベイ・デパート、カナダ西部にある24のSave On ショッピングセンター、66の北米の小売店で販売されているほか、日本からも同社サイトより購入可能。

Open Sundaes