バンクーバーのスタンレーパーク内にあるCeperley Parkで9月27日、白血病の研究費用の寄付を募るウオーキングイベント「Light the Night」が行われた。今年で4回目。The Leukemia & Lymphoma Societyが主催する。
当日、会場内には白血病で亡くなった家族や友人の思い出をアルバムにきざむメモリーテントや、白血病や悪性リンパ腫、骨髄腫などについてのインフォメーションブースなどが設けられた。ゲストスピーカーとして白血病を克服した男性が参加し、「たくさんの人に支えられ病気に打ちかつことができたので、これからは他の人をサポートしたい」とスピーチした。
参加者らは手に3色の風船を持ち、約5キロの海沿いを歩いた。赤色の風船はサポーター、金色の風船は愛する家族や友人を白血病で亡くした人、白い風船は現在がんと戦っている患者やがんを克服した人で、グループや子ども連れの家族など多くの人が参加した。風船の口の部分にはライトが埋め込まれ、夜が更けるとともに会場内にライトが浮かび上がった。
友人の娘が白血病で亡くなったという女性は「今回で2回目の参加。彼女のことを思い出しながら歩きたい。参加することで少しでも役立つことができれば」乳母車を押して参加した家族は「友だちが白血病を克服し、今日のイベントを知った。多くの人が病気のことを知って、サポートすることはとても大事なこと」と話す。
「毎年、参加者が増えていて今年は1,000人以上が参加した。患者や亡くなった人など、誰かのために歩くというのは特別なことだと思う」(同イベントマネージャーのTanyaさん)。
10月4日にはサレー市、同18日にはビクトリア市でも開催予定。