バンクーバーのSoutheast False Creek エリアで2月15日、2010年冬季オリンピック会場となる選手村とBC Place周辺を歩く「Active Communities Step Out Walks」が行われた。冬季五輪開幕までの1年を祝うカウント・ダウン・イベントの一環。Vancouver Park BoardとActive Communities Vancouverが共催する。
当日は晴天に恵まれ、集合場所となったサイエンス・ワールド入り口近くのカジボでは、特別ゲストとして参加した北京オリンピック・ボート競技に出場したDarcy Marquardt選手、Sabrina Kolker選手と札幌オリンピック・フィギュアスケート・女子シングル銀メダリストのKaren Magnussenさんがサインに応じたり、参加者からのオリンピックについての質問に答えたりした。
ウオーキングコースはサイエンス・ワールドから現在建設中の選手村をシーウオール(海岸沿いの遊歩道)沿いに歩き、キャンビー橋を渡り、BC Placeを通り、出発地点に戻る約3.2キロのコース。大人や子ども、犬連れの市民約50人が思い思いのペースでウオーキングを楽しんだ。建設中の選手村を見て「本当に11月ごろまで完成できるのだろうか」と不安を口にする参加者も。
2010年五輪会場や練習会場近くを歩く「Step Out Walk」は他に5つのコースを設定。市民にアクティブで健康になってもらうためだけでなくオリンピック会場や施設、周辺地域を散策し、知ってもらうのが目的。
Active Communitiesは、2010年までに、「更に20%、市民を健康でアクティブ(活動的)にするためのさまざまなイベント」を行っているネットワーク。20%はBC州政府の発表する「65%の市民が週3回、30分、何かしらの運動を行っている」(Active coordinatorのジム・マッケンジーさん)というガイドラインを基に算出した数字。
「このウオーキングを機にぜひ、ほかのウオークツアーにも参加してバンクーバーの皆がもっとも健康でアクティブな市民になって美しいコミュニティーを楽しんでくれれば」(ジムさん)とも。