バンクーバー冬季五輪のスピード・スケート会場となるRichmond Olympic Oval(6111 River Road, Richmond)で8月7日~9日、オリンピック・ピンバッジのコレクターズ・ショー「28th Annual Olympin Collectors Show 」が開催された。
同ショーは、オリンピックに製作されるオリンピック・ピンバッジのコレクターが互いのコレクションを持ち寄り交換する会。アメリカ以外で開かれるのは今回が2回目。
バンクーバー冬季五輪開催を前に今回のショーを主催した、バンクーバーのPacific Pin Club会長Frank Zavarellaさんは「今までいろいろなオリンピックのピンバッジを収集し世界各地に行ってきたが、地元バンクーバーで五輪ピンバッジのショーを開くことができ、大変うれしい」と話す。
Frankさんはコレクションしている約8,000個のピンバッジの中から、今回は五輪関係を中心に約3,000個を持参。「バンクーバー冬季五輪、パラリンピック関係だけでも約500種類ものピンバッジがこれまで発行されてきた。多くは非売品なので入手は困難だが、今回のショーで多くが集まるだろう。自分の持っている中ではバンクーバー冬季五輪開催決定の際に発行された『We won』のバッジが大変珍しく貴重なコレクションの一つ」。
今回のショーはトロント、カルガリーなどカナダ各地はもとより、遠くはルーマニア、ニューヨークなどから57テーブル、約70人の参加申し込みがあるなど、ピンバッジコレクターから高いを集めた。中にはコカ・コーラ関係のピンのみ1万5千種類も収集しているというコレクターが、バンクーバー五輪のスポンサーとなっているコカ・コーラの珍しいピンバッジを探しに来場している姿も見られた。
「中には珍しいバッジに高額を付けて買い取りを希望する人もいるが、ほとんどの参加者は交換を望んでいる」(Frankさん)とも。