2010年バンクーバー冬季五輪のトーチリレー開始まで1カ月を切った10月1日、VANOC(バンクーバーオリンピック組織委員会)は新商品「Vancouver 2010 Red Mittens」の販売を開始した。
真っ赤なミトンの内側には「メープルリーフ」、外側には五輪のシンボルと「Vancouver 2010」の文字を白色でデザイン。30日から始まるトーチリレーに参加する走者たちもユニホームとして身に着ける。
発売前日の9月30日には、「National Red Mittens Day」として全国ネットのテレビ番組内でお天気キャスターやニュースのアナウンサーなどが同商品を身に着けて登場するなど、カナダ全土に向けて新商品の認知度アップを図る様子も見られた。
VANOCの ジョン・ファーロン最高経営責任者は「(ミトンを身に着けることで)すべてのカナダ国民が自国開催のオリンピックに対してより親近感を持ち、代表選手たちを応援する気持ちが高まるだろう」と話し、「トーチリレーが通過する地域では、集まった人たちが手にした真っ赤なミトンでウエーブを作り出している光景が見られれば」と期待する。
VANOC公式サイトのほか、BayやZellers、Home Outfittersなどのデパート・小売店、バンクーバー空港とウィスラーにある「The Olympic Store」で販売する。トーチリレー期間中には、途中通過するコミュニティーイベント会場のうち約200カ所でも限定数を販売予定。
値段は10カナダドル。売り上げは「Own the Podium 2010(2010年に表彰台を)」プロジェクトに寄付し、カナダ代表選手たちのトレーニング費用や器具購入補助に充てる。