リッチモンド市と同観光局が企画した「Share Richmond 2010コンテスト」が、入手困難なオリンピック観戦チケットが当たることから話題を呼んでいる。
コンセプトは「家族や友人と一緒に、リッチモンドで一生に一度の体験をしよう」。同市内の風景や五輪会場などをデザインした9種類の絵葉書の中から選んで、世界各地に住む友だちや家族に郵送すると、応募者の中から抽選で合計1万2,500カナダドル相当分の「開会式パッケージ」または「閉会式パッケージ」が当たる。
パッケージには、開会式または閉会式のチケット4枚、スピードスケート長距離競技観戦チケット4人分、バンクーバーまでのエコノミークラス往復航空券2人分、Westin Vancouver International Hotel宿泊券(5泊分)、パナソニック・ビデオカメラ、VISAギフトカード(500カナダドル相当分)、オランダ・ハイネケンハウスVIPパス4枚、リッチモンド「Oゾーン」VIPパス4枚が含まれる。
2010年冬季五輪開催期間中、同市に建設された「Richmond Olympic Oval」ではスピードスケート競技が行われるほか、会場周辺のイベント会場「O Zone」ではオリンピックをテーマにしたコンサートなどを予定している。
リッチモンド観光局のTracy Lakeman最高経営責任者は「わたしたちが目指しているのは、オリンピック開催中にリッチモンドに住む家庭のすべての部屋が、世界中から集まった家族や友人たちでいっぱいになること」と話し、「リッチモンド在住者が2010年の冬季五輪が地元で開催されることを喜び合う気持ちを込めて、それぞれが観光大使として世界中の人たちにリッチモンドの素晴らしいところを書いて送ってほしい」と呼びかける。
絵葉書は、リッチモンド・センター内ボランティア・リッチモンド・サービスブース(6551 No.3 Road, Richmond)、リッチモンド市役所(6911 No.3 Road, Richmond)、リッチモンド観光局ビジターセンター(11980 Deas Thruway, Richmond)、リッチモンド観光局事務所(205-5811 Cooney Road, Richmond)で無料配布している。差出人とあて先を記入した半券を、設置してある応募箱に入れるほか、インターネットからも応募可。ただし、応募できるのはリッチモンド在住者のみ。締め切りは11月24日。当選発表は同27日を予定。