2010年バンクーバー冬季オリンピックのスピードスケート会場となる「Richmond Olympic Oval」(6111 River Road, Richmond)前を流れるフレーザー川が、五輪開催期間中、真っ赤なクランベリーを使ったディスプレーで彩られることになった。
リッチモンド産のクランベリー約1万3,600キロを使って作成する「水上巨大アート」は、メープルリーフ、五輪トーチ、オリンピック・シンボルの5つの輪を含んだカナダオリンピック委員会のロゴ(縦62メートル×横70メートル)をかたどったデザインになる予定。
同市はカナダ有数のクランベリーの産地。リッチモンドで代々クランベリー生産農家を営むTodd Mayさんは「1880年代の曾祖父のころからクランベリーを作り続けてきた。世界中で多くの人が。体に良いおいしいフルーツとしてクランベリーを食べてもらえるように誇りを持って最高のものを収穫できるように努力している」と話す。
今回のディスプレーは、リッチモンドの産業や文化に対する認知度を高めるための新プログラム「Richmond Revealed」の一環。ほかにも、コンテナで作る「巨大イヌクシュク」(7階建てのビル相当の高さ)や、国際宇宙ステーションの「Canadarm」モデル展示、ドラゴンダンスと太極拳のコラボパフォーマンスなどを予定している。
Malcolm Brodieリッチモンド市長は「世界中が注目するイベントの開催地として選ばれたことは大変栄誉あること。リッチモンドについてより多くの人たちに知ってもらう機会になれば」と同企画の成功に期待を寄せる。