バンクーバーオリンピックの開催を間近に控えたリッチモンドで1月10日、市内の小学4・5年生によるトーチリレーTシャツ製作プロジェクト「A Child’s Vision of the Olympic Torch Relay」が行われ、会場のArts Connection(12191 First Avenue, Richmond)に80人以上の児童が集まった。主催はThe Community Arts Council of Richmond。
地元で開催される五輪とトーチリレーに子どもたちもアートを通して参加できるように企画された同プロジェクト。政府機関であるHeritage Canadaが五輪トーチリレー関連プロジェクトの一環として認可、資金提供して実現したもの。
会場にはリッチモンド市内に在住または通学する小学4・5年生80人超が順次集まり、トーチリレーから思いつくイメージを自由にTシャツ上に描いていった。カナダ国旗やトーチランナーの姿をカナダの雪山や動物などを交えて個性豊かに表現する力作ぞろいで、中には「世界中の人々が一つになるイメージ」として地球をデザインした参加児童の姿も。
イベントコーディネーターのMargaret Stephensさんは「もうすぐ地元にやってくる世界的イベントに自分たちも参加しているという思いを実感してもらえればと企画した。選手だけでなく多くの市民も参加するトーチリレーに対する認識も深めてもらえれば。今回のイベントを理解し、会場と画材を提供してくれたArts Connectionには大変感謝している」と話す。
Tシャツは1月25日~2月24日、Artisans’ Galleria (130-3651 Moncton St. Richmond, TEL 604-241-2790)で展示する。入場無料。