バンクーバーで1月21日、路面電車「オリンピック・ライン」が冬季五輪開催期間限定で運行を開始した。運行は、交通量削減を目的にしたもの。
一般運行開始に先立ち、五輪選手村(カナダラインのOlympic Village駅)で開通式が行われた。Gregor Robertsonバンクーバー市長や車両提供元であるBombardier Transportation北米のRaymond Bachant社長などの関係者、オリンピック選手らのゲストを乗せた車両が式典会場に到着すると、行列を作って運行開始を待っていた利用客から歓声が上がった。式典後の運行開始時には約300人の列ができ、開通日乗車記念証も配布された。
同ラインは、「Olympic Line」五輪選手村とグランビル・アイランド間の約1.8キロメートルを6~10分間隔で運行する。3月21日までの五輪期間限定路線となるが、さらにルートを延長して五輪終了後の運行継続も検討されている。Gregor Robertsonバンクーバー市長は「技術的にはスカイトレインよりも安価であることを考慮に入れ、引き続き検討していく」と話す。
運行時間は6時30分~24時30分。運賃無料。