顔写真を集めて巨大モザイク壁画が完成-五輪代表選手を応援

バンクーバーのバラード通り沿いに完成した巨大フォトモザイク壁画「2010 Mural Project」。

バンクーバーのバラード通り沿いに完成した巨大フォトモザイク壁画「2010 Mural Project」。

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 バンクーバーのビール醸造所「Molson Canadian」(1550 Burrard Street, Vancouver)が昨年2月から取り組んできた五輪関連アートプロジェクト「2010 Mural Project」が、オリンピック開催を前に完成し、通りを行き交う多くの人々の目を引いている。

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 同社ビルの表通りに面した壁一面を覆う面積約4,000平方フィートに及ぶ巨大なフォトモザイク壁画は、カナダ全土から集まった1万3千人以上の顔写真から成る。大きく広げたカナダ国旗を胸の部分に誇らしげに持ち、歯を食いしばった真っ赤な人物をデザインし、「Spirit of the Game(スポーツマン精神)」の文字を添えた。

 「カナダチームへの地元のサポートがどれほど大きなものかを示す1年がかりのプロジェクトがようやく完成した」と話す同社ブランドマネジャーのDavid Bigioniさん。「地元開催の五輪に対して、国民一人ひとりが何らかのかたちでかかわるチャンスを作るという目的が達成できた。歴史に残るイベントにこれほど多くの人が参加してくれたのは記念すべきこと」と完成の喜びを語る。

 同社は、使用した写真1枚につき1カナダドルをカナダ代表選手支援プロジェクト「Own the Podium」に寄付した。同プロジェクト参加者は、特設サイトで登録したメールアドレスを入力すると、自分の写真がどの部分に使われているかが分かる仕組み。掲出は五輪終了まで。同じデザインのポスターは同社ECサイト「shopmolson.com」で販売する。

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