開会式会場前の海岸沿いに300個以上のイヌクシュクや石像が出現

イヌクシュクなどのモニュメントを海岸沿いに制作しているZiggiさん

イヌクシュクなどのモニュメントを海岸沿いに制作しているZiggiさん

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 オリンピックの開会式が行われるBCプレース、Pacific Blvd.沿い約100メートルにわたり、300個以上のイヌクシュクや石のモニュメントが出現し、道行く人らの目を楽しませている。海岸沿いに遊歩道が整備される同エリアは、対岸には選手村が立ち並び地元住民や五輪関係者らが頻繁に行き来する。

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 同モニュメントを撮影するために多くの人が立ち止まり、触発されてモニュメント作りに挑戦する人や、突然出現した数多くの石像に驚きを隠せない人も。話題を呼んだ同モニュメントの制作者はZiggi(Zdzislaw Groszek)さん。「オリンピック開催に伴い、観光客や地元住民が五輪のシンボルとなっているイヌクシュクや石のモニュメントを見ることで、癒やされて幸せな気持ちになってほしいと、1人で始めた」と振り返る。

 Ziggiさんは同エリアに1日2時間ほどしか現われないため、「制作者は誰か」「五輪イベントの一環か」などと謎を呼び、近くの警官や五輪関係者に質問する人の姿も見られる。4日間で約300体以上のモニュメントを制作したというZiggiさんは「石を組み合わせ集中しているときは、自分自身も癒やされ無心になる。多くの人から『あなたが作っていたのか』と驚きや感嘆の声をもらうが、好きなことをしているだけなのに喜んでもらえてうれしい。オリンピック開催中も作り続けるが、石が崩れることもあるのでモニュメントの近くに来て写真を撮る時は気をつけて」と話す。

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