バンクーバー冬季五輪、スピードスケート会場のOlympic Ovalすぐ近くにある日本食レストラン「EBISU（えびす）」（100-8111 Ackroyd Road, Richmond TEL 604-270-4846）は2月12日から、スピードスケート競技出場選手への応援の気持ちを込めた五輪メニュー4種を提供する。

　メニューは15歳でオリンピック出場が決まり話題になっている高木美帆選手をイメージした「美帆ロール」、「スピード・スケートロール」「スタミナ・ロール」「トーチ・ロール」の4種類。

　店長の増田高明さんは「バンクーバーのダウンタウンにある系列レストラン「Kamei Royale」が浅田真央選手、鈴木明子選手をモチーフにした寿司などフィギュアスケートの選手を応援したメニューを考案しているので、Olympic Ovalに近いこちらはスピード・スケートの選手の方々を応援しよう、とスタッフで意見が一致した」と振り返る。

「美帆ロール」（12.95カナダドル）は15歳の北海道出身、高木選手にちなみ、魚介類を中心とした15種類の食材を使用。五輪に見立てた5種類の軍艦巻きにはそれぞれ、サーモン、マグロ、ホタテ、エビ、カニをのせた。周りをスケートのトラックに見立てたワサビ入りのマヨネーズとチリソースを色鮮やかに飾る。「高木選手はチョコレートが好きとお聞きしたので、チョコレートを使った料理も考えたが、今回は海の幸をたくさん食べて故郷に帰った気分になっていただければとすしに決めた」（増田さん）。

　「スタミナ・ロール」はトマトのトルティーヤで巻いたカリフォルニア・ロールにチーズ、ペパロ二などをのせたピザ風味。新メニューを開発したすしシェフの粕川さんは「ピザのチーズとカリフォルニア・ロールのマヨネーズが良く合う」と話す。「トーチ・ロール」はオリンピック・トーチに見立てたワイングラスに火を付けたブランデーグラスからトーチに点火するなどの趣向を凝らす。「ハート型で黄色と緑に着色した湯葉で巻いた「スピード・スケートロール」ともに価格は未定だが、各11～12カナダドル程度を予定するという。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～14時30分、ディナー＝16時30分～23時（日曜は22時まで）。五輪メニューは今月12日から提供する。