オリンピック史上初「ゲイハウス」-同性愛者への理解呼びかけ

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 五輪初の「ゲイハウス」がバンクバー・ダウンタウンのQmunity - BC's Queer Resource Centre(1170 Bute St., Vancouver Tel 604-684-5307)とウィスラーのPan Pacific Whistler Village Centreホテルでオープンし、同性愛者への理解を呼びかけている。

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 バンクーバーの同館には、同性愛者が「気軽におしゃべりできる」憩いの場、移民や亡命者の相談所やクリニックなどが設けられている。祝典会場である近隣のスポーツバー「SCORE」では、21日の開会式にはシャンパン、タパスと贈り物が用意され100人以上が来店しにぎわった。28日閉会式のイベントでも約100人が来店を予定している。チケットは残りわずか。

 バンクーバー館では21日、イベントの一つとして現在ウィスラーのPride House(ゲイハウス)で写真展を行っている写真家Jeff Shengさんとの交流会があり、さまざまな人々が訪れ意見を交わした。今回の作品は全110点で、カミングアウトしたアメリカ・カナダのLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、性転換者)高校・大学生選手を描写している。Shengさんは「快く受け入れてくれる選手を探すのにとても苦労した。同性結婚が合法化されているカナダでさえ、まだ若者にとっては自分がゲイだと認めることは難しい。今回の写真展には、非同性愛者と同じように尊重してほしいというメッセージを込めた」と話す。

 同館の常務のJennifer Breakspearさんは「Pride Houseの象徴である虹色の旗には『希望』という意味が込められていて、今回のバンクーバー冬季オリンピックをきっかけにロンドン夏季オリンピックでもぜひ継続してくれれば」と今後に期待を寄せる。

 バンクーバー館は、オリンピック(今月28日まで)とパラリンピック期間中(3月12日~21日)開館。ウィスラー館は3月21日まで。

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