バンクーバー冬季五輪期間中、多くの観光客が訪れて記念写真を撮るなどにぎわいを見せた「Olympic Cauldron(オリンピック聖火台)」が、現在設置されているJack Poole Plaza(バンクーバー・コンベンションセンター西側広場)への永久保存のため改装工事に入る。6月に一般公開する予定。
聖火台を取り囲むように池を配し、オリンピックトーチリレーのルートを示した地図を描いて、当地で開かれた世界中が注目したスポーツの祭典を記念するモニュメントに変身する。完成後は、特別なイベント時に点火されることもあるという。
同広場は、2010年冬季五輪招致委員会の委員長として尽力し、昨年10月、聖火がバンクーバーに到着する前にすい臓がんで亡くなったジャック・プールVANOC会長にちなんで名付けられた。
ブリティッシュコロンビア州の天然ガス会社「テラセンガス」がオリンピック期間中に提供した聖火台は、五輪終了後、バンクーバー・コンベンションセンターのマネジメント会社BC Pavillion Corporation(PavCo)が維持管理を行っている。