バンクーバー、コンベンション・センター前に今年オープンしたばかりのホテルFaimont Pacific Rim内に5月1日、アジア料理レストラン「Oru（折る）」（1038 Canada Place、TEL 604-695-5500）がオープンした。

　同レストランはオリンピック開幕前日にソフト・オープンとして開業、五輪終了後メニューに改善を加え5月1日、本格的なグランド・オープニングを迎えた。キッチンを含めて8,000スクエア・フィートの店内にはゆったりと140席が並ぶ。店名の「Oru（折る）」に合わせ天井にはビクトリア市在住の折り紙作家Joseph Wuさんが5ヶ月かけて作った180フィートの紙製アートを配する。

　コンセプトは「バンクーバーならではのアジア料理」で、近海産のシーフードや地元産のオーガニック野菜などを使用した日本、韓国、中国、ベトナム、韓国料理などがメニューに並ぶ。同レストラン、フロアマネジャーのLeaさんは「近年増えてきているフュージョン料理とは違いメニューに並ぶ品はそれぞれ本格的なアジア各国の料理。豆腐は手作りで、キムチも本格的」と説明する。

　メニューは石焼きプライムビーフ（12カナダドル）、手作り豆腐（10カナダドル）、コリアンBBQポーク（28カナダドル）、グリーン・タイカレー（26カナダドル）など。朝食時のみホテル客の利用が多いためオムレツ、マフィン、パンケーキといった西洋風朝食を用意する。

　母の日には限定ブランチビュッフェ（75カナダドル）を用意。クラムチャウダー、ロースト・ビーフ、フレンチ･トースト、すしバーなどを含み、女性客には25カナダドルのホテル内スパ利用券が付く。「バンクーバーは食べることの好きな人が多い街。少し料金は高めだがスパの利用券と組み合わせた贅沢な気分の母の日を過ごしてほしい。ビュッフェメニューも通常メニューとは少し違っているので楽しんで」（Leaさん）

　営業時間は、朝食は月曜～金曜＝6時30分～11時、土曜・日曜＝7時～11時。ディナーは17時～22時。