バンクーバーの市内各地で2月12日、五輪開催1周年記念日を祝うイベントが開かれ、多くの市民が昨年の五輪開催を思い記念日を祝った。
五輪聖火台が設置されている「Jack Poole Plaza」では、聖火点火時刻の16時前には1,000人以上が集まり国歌を一斉に斉唱。キャンベル州知事、FurlongVANOC最高経営責任者、故Pooleさん夫人によるカウントダウンの後、点火の号令を見守った。キャンベル州知事は「五輪誘致を決めた時は反対する声も多く聞かれた。しかし幸運にも賛成する人はもっと多くおり、その人たちの尽力により素晴らしい五輪をバンクーバーで開催することができた」とあいさつした。
聖火台前を埋め尽くした人々の中には五輪開催時に市民の多くが好んで着用したカナダ国旗入りの赤いジャケットやレッド・ミトン(赤い手袋)、ブルーのボランティアユニホーム、聖火リレーユニホームを身に着けた人の姿も多く見られ、辺りは五輪開催時の街中を再現するような熱気に包まれた。
ダウンタウンで交通案内のボランティアをしたというエレノアさんとアイリンさんは「ボランティアで知り合って以来の親友なので今日も一緒に来た。昨年共に働いた多くのボランティアと今日再会できてとてもうれしい。五輪の経験は一生の思い出」と記念日を迎えた喜びを話した。
ダウンタウンではグランビル・ストリート、ロブソン・スクエアでもストリートホッケーや五輪参加選手によるサイン会などのイベントが催されにぎわいをみせた。