6月13日にアメリカボストンでアイスホッケーのスタンレーカップ第6戦目が行われ、5対2でボストンブルーインズが勝ち、試合に負けたカナックスファンは最終戦での勝利に期待を寄せている。
この試合に勝てば優勝となる大事な試合であったため、ダウンタウンには多くの市民が集まってそれぞれ試合の流れを見守っていたが、負け試合となってしまった後は静かに帰路につく多くのサポーターの姿が見られた。
グランビルストリートでは試合に勝った日に比べると人数は少なかったが、それでも多くの人が「GAME7」と叫びながら歩いていた。 その中で大きなカナックスの旗2本を抱えながら歩いていたChrisさんとTakatoさんとJeffさんは試合を振り返り、「すごいチャンスもあったんだけどね…」とため息まじりに話し、「とにかくGAME7だよ」と期待を胸に駅へ向かった。Guyさんは「GAME7、勝利は我々に!」とかかれたプラカードを持ち、「素晴らしかった。たとえ負けても本当にいい試合だった。もう1試合あるしね」と穏やかに話していた。
一方、ロブソンストリートは静かに帰路につくファンが多く、自宅で一緒に観戦したというKevehさん、Chrisさん、Ericaさん(バンクーバー)は、Kevehさんが「最低だよ」と話すと、Ericaさんが「そんなこと言わないで。ただ悲しいだけよ」とお互いの思いを表し、最後には「Game7がある」と口をそろえた。
試合に勝った日は、街の至る所で車のホーンを大きく鳴らし、互いにお祝いしているのが聞こえるが、試合に負けたこの日は行き交う車も静かに帰路に就いていた。
Game7は6月15日の17時から地元バンクーバーのロジャースアリーナで行われ、その日の勝者がスタンレーカップを制することとなる。