ノースバンクーバー市の港Burrard Dry Dock Pierに6月15日、海上自衛隊練習艦船の「あさぎり」と「みねゆき」が寄港し、翌16日には一般公開も行われ、多くの船舶ファン、家族連れなどが訪れ記念撮影を楽しんだ。
今回寄港したのは第61期幹部候補生過程修了者約60人を含む約400人(練習艦隊司令官は大塚海男海将補)。5月に日本を出発し、アメリカ、カナダ、メキシコ、10月チリ、パナマなど6カ国を訪問、10月末に帰国する遠洋練習航海の一環として来加した。
当日は地元の家族連れや現地在住の日本人などが来艦。3500トンの「あさぎり」と2950トンの「みねゆき」の甲板上の細いはしごを上り下りするように設けられた閲覧コースを順にたどり、船の大きさや丈夫さを実感。制服姿で出迎えた隊員らと記念撮影をしたり、船の様子を熱心に質問している姿も見られた。
2人の男の子を連れて訪れたノースバンクバー在住のScott Rodriguesさんは「子どもに日本の軍艦を見せたら喜ぶだろうと思って来てみた。隊員が皆英語でにこやかに話しかけてくれたのが印象的だった」と話した。
艦隊は18日に出港、次の寄港地サンディエゴへ向かった。