バンクーバーのBCプレース(777 Pacific Blvd., Vancouver)で7月31日、現在改修中の同施設が一般公開された。
同競技場は2010年開催のバンクーバー冬季オリンピックでは開会式と閉会式の会場としても使われ、五輪終了後に開閉式の屋根への全面取り換えに着手。約5億6,300万カナダドルをかけて改修が行われ市民の注目を集めていたこともあり、当日は3時間の見学会にもかかわらず約1万800人の市民が集まった。参加者らは工事・改修中の競技場内を写真撮影し、現場で働く人たちに「どのように開閉するのか」「デザインについて」など直接質問をする様子が見受けられた。
市民の中には「屋根が開いたときの開放感が気持ちいいし、デザインがクール。サッカーの試合を楽しみにしている」という人や、「屋根の開閉はバンクーバーの気候に対応できて素晴らしいが、高額な費用を費やしていることに疑問を持っていたので自分の目で確認したかった」という声も。
建設責任者Davidさんは「座席やインテリアもアップグレードし、以前との違いを体感してもらえたと思う。現段階ではまだ工事の最中だが、1日に約1300人の作業員が24時間フル稼働で休むことなく作業している。初お目見えとなる9月30日の試合を楽しみにしてほしい」と話す。
同スタジアムは年間平均200回以上の試合やコンサート、イベント開催を見込み、9月30日には同スタジアムを本拠地とするプロフットボールチームBC Lionsが、10月2日にはプロサッカーチームVancouver Whitecaps FCが試合を行う予定。