コキットラム市在住の日系人少年Taiyo Boily君(7)が3月11日、震災支援のために3時間以上バッティングを続け、3,000カナダドル以上の寄付金を集めた。
5歳から野球を始めたというTaiyo君は昨年の9月に日本からカナダに帰国。震災発生時は埼玉県在住だった。震災1周年ということもあり日本のために何かしようと両親と相談、自分が一番好きな野球を通しての募金集めを企画した。
Taiyo君は「地震で揺れたのを今でも覚えている。日本の子どもたちのために何かしたかった。打っている間はボールのことだけを考えていた」と話す。母親の山井真由美さんは「小さいころから野球が好きで、毎日野球をしている。震災を体験し、その後のニュースもいろいろ見てきた。自分たちができることで支援したいと考えた」と話す。
当日は父親や地元リトルリーグチームのピッチャーなどからバッティング。3時間11分かけて300本の安打を達成した。両利きのTaiyo君は右打ちと左打ちの両方を披露して寄付を呼び掛けた。
集まった募金は全てSave the Children Canada を通して日本に送られる。山井さんは「いろいろな団体があるが、今回は特に被災した子どものために役立ててほしいと思いこの団体を選んだ」と説明。募金は現在約3,200カナダドルが集まっており、現在も寄付を受け付けている。
募金方法や詳細はSave the ChildrenCanadaのTaiyo君のページで確認できる。