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バンクーバーで今年も「ジャパンフェア」-昨年上回る来場者に

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 バンクーバーのヴァンデューセン庭園(5251 Oak St.)で4月7日・8日、「Sakura Days ジャパンフェア」が日系諸団体とボランティアの協力で開催された。今年で3回目となる同フェアは、4月28日まで開催されている「バンクーバー桜祭り」の一環。

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 同フェアでは、「桜」をテーマに日本の文化、屋台、カナダの日系ビジネスを紹介する。今年は新改築したヴァンデューセン庭園のビジターセンターをメーン会場とし会場規模も拡大。2日間のイベント期間中は天候にも恵まれ、昨年の来場者数7000人を上回る約1万人となった。

 日本酒の利き酒やたこ焼きやラーメン、焼き鳥、おでんなど12の屋台が出店し、獅子舞、太鼓、日本舞踏などのパフォーマンスも披露されたほか、日本文化やビジネスを紹介する30のブースにも多くの人が集まった。

 初日は開場後間もなく、全てのフード屋台前に多くの行列ができ、地元の人も普段はあまり食べることのない「たこ焼き」などを試していた。焼き鳥屋台を毎年出店している串焼き専門店「ざっ串」の岩本総料理長は「2日間で7000本を販売した。炭火で焼いたお肉がおいしいのは万国共通。このおいしさを多くの地元の方にも伝えたい。来年もさらにパワーアップして参加したい」と話す。

 屋内ブースでは和風クラフトや日系企業紹介ブースに加え、JETAA(JETプログラム同窓会)も出店。現在活動している東日本大震災で写真やアルバムを失った家族をフォトグラファーが訪ね、家族写真をあらたに撮影してアルバムに収めてプレゼントする支援プロジェクト「PHOTOHOKU」を紹介。プレゼントしたアルバムに新しい写真を加えていけるよう、不要となったカメラの寄付を呼び掛けた。

 日系団体も同会場に募金箱を設置。来場者に寄付を募ったほか、福島大学災害ボランティアセンターも屋外にボランティア活動の写真と共にメッセージを書き寄せることのできるテーブルを設置。応援メッセージを寄せる紙は隙間のないほど温かい言葉で埋められた。

 同フェアでは収益金の一部を、昨年に引き続き寄付することを検討している。

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