バンクーバー国際映画祭、開幕-オープニング作品は「真夜中の子どもたち」

バンクーバー国際映画祭オープニング作品「真夜中の子どもたち」のDeepa Mehta 監督(左)と出演者たち

バンクーバー国際映画祭オープニング作品「真夜中の子どもたち」のDeepa Mehta 監督(左)と出演者たち

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 バンクーバー市内各所で9月27日、「バンクーバー国際映画祭」が開幕、Vogue Theatre (918 Granville St. Vancouver)で行われたオープニングセレモニーではDeepa Mehta 監督の「Midnight’s Children (邦題=真夜中の子どもたち)」が上映された。

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 今年で31回目を迎える同映画祭。年々規模が拡大しており、昨年は15万2000枚以上の入場券を売り上げた。今年も75カ国から長・短編映画、ドキュメンタリーなど380本以上を上映する。

 オープニング作品は、インド独立の日に生まれた不思議な力を持つ主人公の青年の数奇な運命を、青年の家族とインド、パキスタンの近代史を交えながら描いていく長編作。インド系イギリス人作家サルマン・ラシュディさん著の原作はブッカー賞を受賞している。
 会場にはMeehta監督をはじめ、バンクーバー近郊のポートムーディ出身の出演女優Anita Majumdarさんら出演俳優も来場、大きな拍手で歓迎を受けた。Meehta監督は「この映画は『家族』がテーマ。いろいろな形があるが家族を描こうと思ったので見てほしい」とあいさつした。

 日本映画は「かぎ泥棒のメソッド」(内田けんじ監督、堺雅人さん主演)、「夢売るふたり」(西川美和監督、松たか子さん・安部サダヲさん主演)、「故郷の詩」(嶺豪一監督)、「魅力の人間」(二ノ宮隆太郎監督)、「リコ」(弓場絢監督)などの長編と短編、アニメ作品を上映する。

 上映スケジュール、チケット情報などはサイトで確認できる。料金は、一般=13カナダドル(18時以前の上映は11カナダドル)、学生とシニア(65歳以上)=11カナダドル。10月12日まで。

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