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イエールタウンに北イタリア料理店「La Pentola」-手作り生パスタが人気に

OPUSホテル内に新しくオープンした「La Pentola della Quercia」の店内

OPUSホテル内に新しくオープンした「La Pentola della Quercia」の店内

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 イエールタウンのブティックホテル「Opus Hotel Vancouver」内にイタリアンレストラン「La Pentola della Quercia」(350 Davie Street, Vancouver、TEL 604-642-0557)がオープンして3カ月がたち、着実に客足を増やしている。

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 バンクーバーのキツラノ地区でイタリアンレストラン「La Quercia」を営むAdam PeggさんとLucais Symeさんは、今回の出店の理由を「もっと規模の大きな店を経営してみたいといつも考えていたし、活気あるエリアでの新しいコンセプトに基づく出店なので、自分たちの可能性を試してみたいと思った」と説明。「有名ホテル内に入ることで、今までよりも多くのメディアで紹介される機会が増えた。客層もより国際的でニーズも異なるので、いろいろな新しい挑戦を楽しみながら進めている」という。

 店舗面積は約3,000平方フィート。店名の「La Pentola」はイタリア語で「鍋」を意味し、85席を設けた店内は白と茶でまとめ、さまざまな大きさや形をした銅製の鍋を飾る。名前の由来は「『Quercia』で培った自分たちの料理の知識と経験をこの店に鍋と一緒に丸ごと持ってきたという思いを込めた」(Lucaisさん)。「料理を楽しむことに一番集中してほしいので、ごちゃごちゃしたインテリアやデコレーションに気を取られ過ぎないよう、なるべくシンプルかつエレガントで開放的な雰囲気を作るよう心掛けた」とも。

 メニューは、「トルテリーニのセージソース」(13カナダドル)や「ラム肉のピッツァイオーラソース・アンチョビ風味」(28カナダドル)など、北イタリア料理を中心になるべく地元の素材を用いたものをそろえる。オリーブオイルとプロシュート、サラミはイタリアから取り寄せたものを使い、パスタは注文を受けたその場で生パスタから手作りする。「うちのフレッシュなパスタを食べたら、もうほかの店では食べられない」と自信も(Lucaisさん)。

 「料理に用いる材料、特に動物たちには最上級の敬意を払う」と熱弁するLuciasさんは、同店のメニューを「Nose to Tail dishes」と表現。「仕入れた材料は余すところなく全て料理に使うのが料理人としての礼儀。食文化の違いで受け入れられないときもあるが、正しいテクニックを使って調理すれば、鼻から尻尾の先まで食べることができる」と話す。

 営業時間は、朝食メニュー=7時~16時(10時まではコンチネンタル・ブレックファスト)、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~22時。

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