バンクーバーの市内各所で9月26日、「バンクーバー国際映画祭(Vancouver International Film Festival)」が始まり、毎年この時期を楽しみに待つ多くの映画ファンが初日から各上映館で列を作り、映画ざんまいの日々の幕が開けた。
今年のオープニングフィルムはカンヌ映画祭でブルース・ダーンさんが主演男優賞を授賞したアレクサンダー・ペイン監督作品「ネブラスカ」。会場には出演俳優のウィル・フォーテさんも来場、ファンからの声援に応えながらレッドカーペットでの撮影に応じた。
今年は新たに「Cineplex Odeon International Village」「Rio Theatre」「SFU Goldcorp Centre for the Arts」の3カ所も会場に加わり7館が参加。17日間で70カ国からの映画340作品以上を上映する。日本からは「そして父になる」(是枝裕和監督)、「船を編む」(石井裕也監督)、「おおかみこどもの雨と雪」(細田守監督)、「さよなら渓谷」(大森立嗣監督)、「ゼンタイ」(鉢口亮輔監督)、「キッズ・リターン再会の時」(清水浩監督)などの9作品が出品される。
観賞料は、大人=13カナダドル、学生・シニア=11カナダドル。18歳以下=9カナダドル。上映スケジュールは映画祭サイトで確認できる。