バンクーバー郊外にあるアボツフォード警察署(2838 Justice Way, Abbotsford)が昨年に引き続き、繰り返し犯罪歴のある人たち宛てにクリスマスカードを送付し話題になっている。
「Operation Resolution 2013(世紀の決断大作戦2013)」と名付けたプロジェクトで、「これまでに自分がしてきたことを反省し、今後の自分の人生では、より良い選択をするように呼び掛ける」ことを目的に昨年から始めたもので、今回で2回目。計80通が郵送された。
昨年のカードは、「Which list will you be on next year?(来年あなたは『いい子リスト』と『悪い子リスト』、どっちに載る予定?)」というフレーズとともに、特殊部隊に扮(ふん)してマシンガンを片手にほほ笑むサンタクロースの写真を載せて賛否両論を巻き起こした。
今年もサンタ役はBob Rich署長。「サンタクロースでも過ちを犯すことはある。今からでも自分の行動を変えることは不可能ではない。犯した罪を反省して今後に生かすことが大切」というメッセージを込めたカードには、悪さをしてサンタ夫人にしかられ、黒板に「もう(昨年のカードみたいに)銃で遊んだりしません」という反省文を繰り返し書かされているサンタクロースの姿を滑稽に描いたほか、同警察の相談窓口番号を記載する。
「昨年は、カードを受け取った人のうち4人から連絡があった。1人でも犯罪に関わる人を減らすために、これからも続けていく」とRich署長。