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バン経の年間PVランキング1位は「ドアノブ設置禁止令」

ドアノブがバンクーバーから消えていくこととなる

ドアノブがバンクーバーから消えていくこととなる

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 2010年の五輪後には、2020年までに「世界一グリーンな都市」を目指すと宣言しているバンクーバー市だが、バンクーバー経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは建物に「ドアノブ」の設置を禁止するという一見、理由の見えない新条例を伝える記事「バンクーバーに『ドアノブ設置禁止令』、新建築基準法令に追加へ」だった。

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 バンクーバー市はたばこの吸殻をリサイクルするための回収箱をダウンタウンの至る所に設置したり、「環境に優しい未来づくり」などを評価されて世界自然保護基金(WWF)から「アースアワー都市賞」を受賞したりするなど、「グリーン」活動は広範囲に及ぶが、ドアノブ撤廃については、アクセスビリティー、ユニバーサルデザインの考えから提案されたもので、今後、ドアノブの代わりにレバータイプのハンドルが主流となる。

 ランキングは、今年 1 月1 日から12 月20 日までに配信したヘッドラインニュースのPV を集計したもの。上位10 位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. バンクーバーに「ドアノブ設置禁止令」、新建築基準法令に追加へ(11/26)
2. 人気アニメ劇場版「魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」、カナダでも公開(11/30)
3. 「宇宙戦艦ヤマト」実写版、北米でも上映決定-カナダでは11月に一斉公開(11/5)
4. シアトル発飲料メーカーがカナダ限定「プティーン味」ソーダ、「まずさ」話題に(5/11)
5. バンクーバーの女子ホッケーチームがセクシーカレンダー、収益一部チャリティーに(1/5)

6. バンクーバーにも話題のクロワッサン・ドーナツ登場-「Frissant」連日売り切れに(6/19)
7. 東海岸の人気デザート「フローズン・カスタード」、バンクーバーで話題に(9/26)
8. バンクーバーの人気和食レストラン「Miku」、海を臨む新ロケーションに移転(8/2)
9. ロブソン通りに和風スパゲティ店「すぱげっ亭」-青森・老舗の味を海外で(5/29)
10. バンクーバー桜祭り「ジャパンフェア」盛況-平仮名アートなど日本文化紹介(4/10)

 ランキング上位2、3位には日本のアニメ、映画の上映を伝える記事がランクイン。北米での日本作品の高さがうかがわれる。4位には「まずさ」が話題となったプティーンソーダを伝える記事だが、「泥味」「芝生味」「七面鳥とグレービー味」とこれまでにも「意外な味」のソーダを期間限定で発売している。5位には女子ホッケーチームがチャリティーで発売したセクシーカレンダー。バンクーバーでは「イケメン」消防署員たちモデルとなり、毎年発売されるチャリティーカレンダーは人気で、売れ行きも安定している。

 6位と7位はいずれも東海岸ニューヨークで話題となったスイーツ、バンクーバー版クロナッツとフローズンカスタードの販売を開始したベーカリーとレストラン記事。北米ならではの新スイーツに多くの注目が集まったほか、8位には人気日本料理店「Miku」の移転記事がランクイン。4年前のオープン以来、地元の人や観光客から多くの支持と評価を得ており、カナダプレース側の海に面したロケーションへの移転後は200人以上を収容できる大型店舗となった。9位は日本食の多いバンクーバーでは意外にも「初」の和風スパゲティレストランオープンの話題、10位には「桜祭り」期間中に開催される毎年恒例の行事「ジャパンフェア」の様子を伝える記事がランクインする結果となった。

 2014年、高騰する家賃を背景にダウンタウンの路面店の変化は激しい。今後、出店するビジネスの動向もいち早く伝えていきたい。

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