カナダの大手銀行TD Canada Trust(本社:トロント)が12月、オンタリオ州、ケベック州、ブリティッシュ・コロンビア州内の9店舗に新型ATM25台を導入した。
同ATMはタッチスクリーンを使った「画像読み取り式」で、入金する小切手のスキャン画像がレシートに印刷されるため、封筒を使って入金したり、入金金額を自分で入力したりする必要がなくなる。
同行北米ATM部長Jim Grimmerさんは「ATMでの入金作業をスピーディーに行うことができ、来店する皆さんにとってより便利になる。封筒を使わなくなることで紙の節約にもなり、環境にやさしい」とし、「カナダで初めての導入になるので、便利さを求めてより多くの人が来店するようになれば」と期待する。
現在1170店舗以上を展開する同行はカナダで初めてATMを導入した銀行で、カナダ国内で2800台以上のATMが利用されている。昨年1年間で同行にATMから入金された小切手は4000万枚。今回の導入により、年間40万ポンド(=約18万キロ)の紙を節約できるという。
バンクーバーでは、パシフィックセンター支店(700 W. Georgia Street, Vancouver)に設置されている。2015年末までに全店に導入予定。