リッチモンド市の港町、スティーブストンで米ABC制作のテレビドラマシリーズ「ワンス・アポン・ア・タイム」の撮影が始まった。街は、お気に入りの俳優を一目見ようとするファンや関係者でにぎわいを見せている。
今秋シーズン4を迎える同シリーズ。シーズン1からスティーブストンの街を劇中の街「Storybrooke(ストーリーブルック)」に見立て撮影。ドラマで重要な役割を持つ建物が多くあるMoncton ストリートでは撮影中はストリート名や商店の看板も取り換え、通り全体が物語の世界に入ったように変身する。「おもちゃ屋に来たのに外観が(ドラマ用の)雑貨屋に変わっていて一瞬とまどった」という地元の女性も「ドラマで街が有名になりうれしい」と笑顔で買い物を済ませていた。
ドラマは「白雪姫」や「美女と野獣」など昔話のキャラクターたちが魔女の呪いで現代のアメリカに送られてしまうというストーリー。7月16日からはディズニーの大ヒット映画「アナと雪の女王」のキャラクター「エルサ」が登場するシーンの撮影も行われており、街に突然現れた「エルサ」にドラマを知らない観光客や家族連れも大喜びで撮影現場に集まる様子が見られた。
撮影は、シーズン終了まで順次行われる予定。