バンクーバーで盛況のうち終了した花火大会「Honda Celebration of Light」主催者が8月4日、日本チーム「Akariya Fireworks(灯屋煙火店)」の優勝を発表した。
「感動を随所で与えながらもショーの間中、テーマをきちんと伝えていた」日本チームの花火
26日のアメリカ、30日のフランスに続いて最終日の8月2日に登場した日本チーム。日本の伝統音楽と現代楽曲に合わせ高低で繰り広げる大小色とりどりの花火で観客を魅了した。主催者側Sirius Pyrotechnics 社プロデューサー、Kelly Guilleさんは「日本が優勝にふさわしい。シーンの構成もとても良く、さまざまな感動を随所で与えながらもショーの間中、テーマをきちんと伝えていた。とても接戦だったので審査員たちも観客も勝者を決めるのに苦労したが、最終的には僅差で決まったようだ」と感想を話す。
優勝の一報を受けた灯屋煙火店の花火師、園田基博さんは「今回の大会はわれわれの会社が立ち上げて間もないということもあって輸出や現場での準備などいろいろと苦労したが、おかげさまで優勝できてうれしい。現場で手伝っていただいたカナダのスタッフが優秀だったので、とても感謝している。われわれのチームはアジアのジョイントチームということもあり、日本がこれからのアジアをけん引する力になれれば。グローバル市民としての日本の良さや日本人のあり方を、花火を通して表現していくために、これからも頑張りたい」と感謝のコメントを寄せた。
今年の花火大会は3日間で総数120万人以上の観客を動員した。