リッチモンド市のカーリングクラブ(5540 Hollybridge Way, Richmond)で4月12日~16日の4日間、日系人コミュニティーによるカーリング大会「BC二世ボンスピール」が開催された。
1967年にBC州のグリンウッドで始まった同大会。今年は50周年記念大会ということもあり、州内だけでなくアルバータ州やマニトバ州、日本から計64チーム、256人が参加。子どもから大人までそろった参加者の中には、元世界チャンピオンやBC州チャンピオンらと共に元気にプレーする80代の選手の姿も見られた。
大会チェアのロイ・ムラオさんは「日系プレーヤーには世界レベルで活躍した選手も多くいるが、この大会は年齢やレベルに関係なく年に一度日系人が集まり交流する場として楽しみにしている。50年も続けて来られて本当にうれしいし、今後も続いていくだろう」と笑顔で話す。
大会にはオリンピックで活躍した日本女子代表の元コーチ、フジ・ミキさんも参加。「カーリングは年齢に関係なく楽しめるスポーツ。カーリングが縁で日本代表のコーチになり、(カナダの)日系人と日本の人との交流がとても良い形で定着した」と振り返る。「日本では比較的新しいスポーツだが、多くの人にトライして楽しさを知っていただければ」とも。
開会式には在バンクーバー岡井総領事も参加。カーリングの大会にはバグパイプの演奏が通常だが、同大会では和太鼓グループが演奏し会場を盛り上げた。