Vancouver Art Gallery(750 Hornby Street Vancouver、TEL 604-662-4719)で5月17日から世界のコミックとアニメなどの展示会「KRAZY! The Delirious World of Anime + Comics + Video Games + Art」が開催されている。
同展は世界のアニメやコミック、ビデオゲームやマンガ、グラフィック小説などを一堂に集め、21世紀における視覚文化の特徴や歴史などをあらゆる角度から紹介する。カナダ人コミックアーティストのSethさんやアニメーション映画監督のTim Johnsonさんら活躍中のアーティストや、マンガとアニメの学芸員として楠見清さん(首都大学東京准教授)、上野俊哉(和光大学教授)さんらが出展作品を選んだ。
東京を拠点に世界の美術館や建築のデザインを手がける「アトリエ・ワン(塚本由晴+貝島桃代)」とのコラボレーションでデザインされた会場では、7つのセクションに分けられたスペースに約600点以上の原画やスケッチ、映像やストーリーボードなどの作品を展示する。世界各国から選ばれた作品の中にはアニメ実写映画の監督である押井守さんや漫画家の安野モヨコさんらの作品も。アニメーションが映し出されるミニシアターやビデオスペースなども楽しめる。
期間中、「Maus(マウス)」でピューリツアー賞を受賞した漫画家のArt Spiegelmanさんや、ビデオゲームデザイナーのWill Wrightさんらのレクチャーイベント、「オタク文化とフェミニズム(女性解放論)」をテーマにした討論イベント、ギャラリーツアーなども行われる。
開館時間は10時~17時30分(火曜~木曜は21時まで)。入場料は、大人=19.50カナダドル、シニア(65歳以上)=15カナダドル、学生=14カナダドル、5~12歳=6.50カナダドル。ウェブサイトから前売りチケットを入手できる。9月7日まで。
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