バンクーバー経済新聞の2017年PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、保護されたラッコの赤ちゃんの様子を伝える記事「バンクーバー水族館がラッコの赤ちゃんを保護 発見時の適切な対応呼び掛けも」だった。
2位にバンクーバーの有名ホテルでパティシエとして活躍していた日本人女性がオープンしたベーカリーカフェ、3位にアパレルブランド「ROOTS」が打ち出した、カナダ建国150周年を祝う「良い人探し」キャンペーンを紹介する記事が続いた。
ランキングは今年1月1日から12月14日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. バンクーバー水族館がラッコの赤ちゃんを保護 発見時の適切な対応呼び掛けも(7/18)
2. バンクーバーで日本人パティシエがベーカリーカフェ 手作りパンやケーキなど(2/22)
3. カナダのアパレルブランドが「一番良い人」探し 建国150周年キャンペーンで(5/14)
4. 劇場用アニメ「ソードアート・オンライン」バンクーバーで期間限定上映(3/15)
5. バンクーバーの国別対抗花火大会 日本、イギリス、カナダが競演(7/25)
6. バンクーバーでスーパーカーの祭典 総額250ミリオンドルの名車ずらり(9/13)
7. バンクーバーで木村拓哉さん主演「無限の住人」上映 独立系映画館の映画祭で(11/10)
8. アニメ映画「君の名は。」、カナダで4月公開へ 英題は「Your Name.」(2/7)
9. ノースバンクーバーのベジタリアンカフェ、麺類メニューが人気に(2/15)
10. カナダ版「ナックル姫」初登板 ウエストコーストリーグ初の女性選手(6/13)
4位、7位、8位は日本のアニメ、映画上映を伝える記事。日本国外でも評判となったアニメ映画「君の名は。」や木村拓哉さん主演の「無限の住人」は追加上映されるなどバンクーバーでも人気を集めた。
5位は日本が2年ぶりに参加した、毎夏恒例の花火大会開催を伝える記事、6位は車好きとスーパーカーが集結するイベントリポート、9位にはベジタリアンカフェでのラーメンメニュー人気を伝える記事。
10位にはカナダ版「ナックル姫」の初登板リポート記事がランクイン。「ウエストコーストリーグ(WCL)」初の女性選手誕生と国内外のメディアが報道し注目を集めた。
ランキング外となったが、今秋初めてカナダ西部、バンクーバーエリアにオープンした「無印良品MUJI」や「ユニクロ」はオープン初日に長蛇の列ができ、地元各紙に取り上げられるなど大きな話題となった。今後、バンクーバーで日本ブランドが定着されていく様子に注目していきたい。