バンクーバーを拠点に活動するコースタル・シティ・バレエ団が5月19日と6月8日、シェイクスピア原作の「真夏の夜の夢」を上演する。
コースタル・シティ・バレエ団所属の日本人ダンサー、鹿又陽子さん
同作には日本人ダンサーの鹿又陽子さんも出演。2組の人間の男女と妖精の王と王妃たちが繰り広げるファンタジー喜劇。メンデルスゾーンの楽曲に合わせアイリーン・シュナイダーさんが振り付けを担当し2013年に初演された。鹿又さんは今作の見どころを「踊りも楽しく、芝居やコメディーの要素も入っている作品」と紹介。自身演じるヘレナ役は「コミカルな演技が必要とされる点がチャレンジだが楽しんでいる」と話す。
鹿又さんは福島県の竹内ひとみバレエスクール出身。バンクーバーでのバレエ留学を経て、アトランタバレエ団に入団。一度帰国したが、昨年10月からは留学時の縁もあり同バレエ団に所属している。海外生活は初めてではないが「自分の身体の状態と向き合って、なるべく和食やアジア系の食事を取り体調を管理している」とし、余暇は「バレエ以外の世界の友人と会ったり、自然が美しいバンクーバーでの生活も楽しんでいる」と話す。
5月19日=バンクバー・プレイハウス(600 Hamilton St. Vancouver)、20時開演。一般=29.95カナダドル~、学生・シニア=19.95カナダドル~。6月8日=サレー・アーツセンター(13750 88Ave. Surrey )、20時開演。一般=40カナダドル、学生・シニア=30カナダドル。チケットはバレエ団サイトで販売している。