バンクーバーのコマーシャルドライブエリア(Homes in East Van, in the area of William and Semlin St)で6月7日・8日、実際に住んでいる人の家の中や裏庭などをステージにしたエンターテインメントショー「In the house festival」が行われた。
同フェスは、音楽にダンス、人形劇や演劇、語り聞かせなど約14カテゴリーから構成。すべてのイベントが実際に生活している人の家のリビングルームや裏庭などを利用して行われるというユニークなフェスティバル。イベントによって家やロケーションを変更し、同エリアでは子ども連れの家族やカップルなどがお目当てのイベントを楽しんだ。
「Percussion Fission(パーカッション部門)」のドラムのショーでは、バンクーバーの太鼓グループ「うずめ太鼓」やHari Palさんらが家の裏庭をステージに演奏を披露した。子ども向けのパペットショー(人形劇)やフラメンコダンスやベリーダンスなどの世界のダンスが楽しめるイベント、ペルーやインド音楽など幅広いジャンルから選ばれた現地や世界で活躍するアーティストがショーを行った。
観客のDavidさんは「外を散歩していて住宅街から音楽が聴こえてきたので家族で見に来た。人の家を使ってショーが行われるなんてユニークなフェスティバルで楽しい」と話す。「家を貸してくれるオーナーと近隣の人たちや遠くから足を運ぶ人たちと一緒に楽しい時間を過ごすことで、地域社会の結びつきを強めることができる。アーティストも家にいるような落ち着いた雰囲気の中で自由に独自のエンターテインメントを表現し、観客も一緒に楽しんでいる様子が見られてうれしい」と同フェス・ディレクターのMyriamさん。