バンクーバーのBCプレース(777 Pacific Blvd. Vancouver)で開催されていた男子ラグビーのワールドシリーズ「HSBCカナダセブンズ大会」で3月10日、南アフリカが21対12でフランスを破り大会初優勝を飾った。
大会開始前に今後4年間の継続開催が発表されたカナダセブンズ。2日間ともチケットはほぼ完売。会場では参加各国の国旗が色とりどりに振られ、恒例のコスチューム姿で応援に訪れるファンの楽しい姿で賑わいを見せた。
初日に前回優勝のフィジーを破る勢いを見せた地元のカナダ代表はチャレンジカップファイナルでオーストラリアに敗れ10位。フィジー、ニュージーランドなどの強豪国は安定したプレーを見せていたが、カナダ大会の直前に行われたラスベガス大会で最下位の15位だったフランスが準決勝でシリーズランキング1位のアメリカを破り決勝に進んだ。
初日を全敗で終えた日本は2日目、ケニアに勝利。13位決定戦ではスペインに10対15で敗れ14位に終わった。現在シリーズランキングでは最下位の15位だが、今大会では野口宣裕選手がDHLインパクトプレイヤーの4位にランクインする活躍も見せた。日本代表の小澤大キャプテンは「(カナダ大会に参加した)2年前に比べて勝てるチームになってきている。シリーズ後半の大会ではベスト8を目指し来年も戻って来たい」と意気込みを話した。