川内優輝選手(あいおいニッセイ同和損保)が5日に行われる「BMOバンクーバーマラソン」優勝への意気込みを2日、「バンクーバー・マリオット・ピナクル」(1128 West Hasting St. Vancouver)の同大会レセプションで話した。
前日到着したばかりの川内選手は「コースの前半を走ってみたが緑が多い街だという印象を受けた。とても美しいが坂がきつい所や小刻みに坂のある場所もあるのでそこを攻略する必要がある難しいコースだと感じた」と話した。優勝候補とされているが「自己ベストは自分が一番速いと聞いているが、とにかくしっかりと走り最後に笑顔でゴールできるよう頑張りたい」と意気込みを話した。
エリート部門を含むフルマラソンに加えハーフマラソン、リレー、キッズマラソンなどが開かれる同マラソン。クイーンエリザベスパークを出発点にUBC、ビーチ沿いを経てスタンレーパークを周るコースは、景観の美しさにも定評がある。今年も65カ国から1万8000人が参加、日本人も100人以上がエントリーしている。
川内選手は「自分もボストンやニューヨーク、ゴールドコーストなどいろいろな国の美しいコースを走りマラソンをやっていて良かったなと思った」とし、参加の日本人ランナーたちにも「海外ならではの景色を楽しみながら走ってほしい」とエールを送った。